がんは身近な病気

●全国がん登録制度 3)

2016年1月より「全国がん登録」制度がスタートしました。これはがんと診断された人のデータをすべて国で一元管理するシステムです。この制度発足以前は、罹患数などはすべて推計であり、正しい数字を把握することができませんでした。この制度により、がんの実態を知ることができ、罹患数や死亡数など正確な統計情報が得られるようになります。国のがん対策や地域医療計画の作成などに利用できるので、がんの治療や予防に役立ちます。

3)国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」全国がん登録とは

●がん罹患数・死亡数 4)5)6)

「全国がん登録」制度以前の推計によると、がんの罹患数(がんにかかる人の数)や死亡数は、男女とも年々増え続けています。国立がん研究センターの統計では、2010年のがん罹患数は1985年の約2.5倍、2013年のがん死亡数は1985年の約2倍でした。がんの種類の傾向としては、2016年の罹患数は大腸がんがトップで、胃がん、肺がん、前立腺がんと続き、死亡数では、肺がん、大腸がん、胃がん、膵臓がんが上位を占めると予測されています。
また、2016年には新たにがんと診断される人は、100万人を超えるとも予測されています。
一生のうちにがんにかかる確率は男性63%、女性47%であり、2人に1人はがんにかかると試算されていることからも、がんは誰にとっても身近な病気といえます。

4)国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」年次推移
5)国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」2016年のがん統計予測
6)国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」最新がん統計 

がん罹患数

部位別がん粗罹患率推移(1980年~2011年)
部位別がん粗罹患率推移

公益財団法人 がん研究振興財団「がんの統計<2015年版>」部位別がん粗罹患率推移(1980年~2011年)

がん死亡数

部位別がん粗死亡率年次推移(1965年~2014年)
部位別がん粗死亡率年次推移

公益財団法人 がん研究振興財団「がんの統計<2015年版>」部位別がん粗死亡率年次推移(1965年~2014年)