検査・診断


検査の内容1-3)

肝細胞がんの検査

超音波検査
(エコー)
超音波を体の表面に当てて、臓器や組織から返ってくる反射波(エコー)を画像にして調べる検査で、がんの大きさや個数、がんと血管の位置、がんの広がり、肝臓の形や状態などがわかります。患者さんの負担が小さいのが特長ですが、皮下脂肪が厚い場合や、がんが見づらい場所にある場合は、十分な検査ができないことがあります。
CT検査
MRI検査
  • CT検査
    体の周囲からX線を使って体の断面図を描き出す検査法で、治療前に、がんの性質や分布、転移や周囲の臓器への広がりを調べます。肝細胞がんを調べる場合は、造影剤を用いながら数回に分けて撮影します(ダイナミックCT)。
  • MRI検査
    MRI検査は、磁気を使った検査です。X線の被曝がなく、さまざまな方向から撮影ができます。必要に応じてCT検査と組み合わせて、あるいは単独で行います。MRI検査でも、造影剤を使用して数回に分けて撮影する(ダイナミックMRI)ことがあります。
腫瘍マーカー
検査
採取した血液を調べて、がん細胞が出す物質を測定する検査です。腫瘍マーカーは、がんの種類に応じて多くの種類があります。
肝細胞がんで保険が適用される腫瘍マーカーは、AFP(アルファ・フェトプロテイン)やPIVKA-II(ピブカ・ツー)、AFP-L3分画(AFPレクチン分画)です。診断では、これらのうち2種類以上の腫瘍マーカーを測定することが推奨されています。
  1. 日本肝臓学会 編. 肝癌診療マニュアル 第3版. 医学書院, p39-66, 2015.
  2. 日本臨床検査医学会ガイドライン作成委員会 編. 臨床検査のガイドライン JSLM 2015 第1版. 宇宙堂八木書店, p319-323, 2015.
  3. 国立がん研究センター がん情報サービス「肝細胞がん 検査」(2019年3月時点)