食道がんの治療


放射線療法1)

放射線療法は放射線を一定の期間少しづつ直接がんに当てることでがん細胞にダメージを与える治療です。がんを治すことを目的とした根治照射と、がんによる症状を和らげることを目的とした緩和照射があります。根治照射では、他の治療と組み合わせて行う場合もあり、特に化学療法と組み合わせて行う化学放射線療法はより効果的とされ、手術を行わない食道がんで重要な治療選択肢のひとつになっています。

図

根治照射

がんが食道周囲にとどまっており、放射線を安全に当てられる場合に、がんの消失を目指して放射線を当てます。

緩和照射

がんが広範囲に広がっており、食事がつかえたり痛みや呼吸がしづらいなどの症状がある場合に、症状を緩和させることを目指して放射線を当てます。

イラスト:放射線治療装置
  1. 日本食道学会 編. 食道癌診療ガイドライン 2017年版, 金原出版, p72-74, 95-100, 2017