副作用への対策1)2)

外科療法、放射線療法、薬物療法はいずれもがん細胞に対して効果がある一方、まわりの正常な細胞に対しても影響を及ぼすため、副作用が出る場合があります。治療による副作用や合併症をできるかぎり抑える目的で行うのが「支持療法」で、大きく分けて「予防的介入」と「対症的介入」の2つがあります。

予防的介入
対症的介入
目的:
副作用や合併症が出る前に行うことで、副作用や合併症の頻度を下げます。
  • 薬物療法による吐き気を予防するため、予め吐き気を抑える薬を飲みます
  • 口の中が不衛生になり、肺炎などの感染症が発生するのを防止するため、こまめなうがいなどを行います
など
目的:
副作用や合併症が出た場合に行い、その被害を最小限に抑えます。
  • 放射線療法による口内炎などの副作用の痛みをやわらげるため、痛みを抑える薬を飲みます
  • 口の中の乾燥を防ぎ、痛みをやわらげるため人工唾液などの保湿剤を使います
  • 放射線療法による皮膚炎など副作用に対してスキンケアを行い、炎症やかゆみをやわらげます
など
  1. 日本頭頸部癌学会 編.頭頸部癌診療ガイドライン 2018年版, 金原出版, p16-p19, 2018.
  2. 日本臨床増刊号 頭頸部癌学. 日本臨床社, p503-509, 2018