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膵がん




治療について




膵がんの病期と治療法1-3)


病期(ステージ)分類

膵がんの進行度合は病期(ステージ)で示されます。病期は、腫瘍(がん)の大きさ、リンパ節転移の有無、遠隔転移の有無の3つの要素で判定され、0期からⅣ期まで7段階に分けられます。がんが進行しているほど数字は大きくなります。
膵がんでは、進行した状態のⅢ期以降に見つかることが多く、このことが膵がんの治療を難しくしている一因となっています。

膵がんの病期(ステージ)分類


*原発がんを認めない場合や非浸潤がんを含む

日本膵臓学会編:膵癌取扱い規約第7版増補版, 金原出版, 2020
もっと知ってほしいすい臓がんのこと, p6. キャンサーネットジャパン, 2023 より作成

病期ごとの主な治療法(概略)2-3)

こちらは、病期ごとの治療法の概略について示したものです。0 〜Ⅰ期の早期のがんでは、手術による切除が行われます。Ⅱ〜Ⅲ期では、「切除可能性分類」をもとに手術が可能かどうかを判断し、手術が可能な場合は手術が行われます。遠隔転移があるⅣ期の患者さんでは、全身的な治療である薬物療法が選択されます。

病期ごとの主な治療法(概略)


日本膵臓学会編:患者・市民・医療者をつなぐ膵がん診療ガイドライン2019の解説, p3, 金原出版, 2020 より作成

  • 化学放射線療法: 
    放射線療法と抗がん剤による治療(化学療法)を組み合わせて、がんの進行を抑える治療法です。手術による切除は難しいものの遠隔転移がない局所進行がんの患者さんが対象となります。
  • 薬物療法: 
    お薬を使った治療法です。抗がん剤による治療(化学療法)のほか、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬などが用いられます。
  • 放射線療法: 
    からだの外から放射線を当ててがん細胞の増殖を抑える治療法です。痛みを伴う骨転移では、症状の緩和や骨折の予防を目的に用いられることもあります。
  • 緩和療法: 
    患者さんの身体的・精神的な苦痛を和らげる治療やケアのことをいいます。膵がんと診断された早い時期から、がんの治療と並行して行われます。

  1. 日本膵臓学会編:膵癌取扱い規約第7版増補版, 金原出版, 2020
  2. 日本膵臓学会編:患者・市民・医療者をつなぐ膵がん診療ガイドライン2019の解説, p20,24-27,63-64, 金原出版, 2020
  3. 国立がん研究センターがん情報サービス「膵臓がん」(2023年4月現在)

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