がん治療の副作用とその対策

がん治療では効果という「主作用」に対して、「副作用」という有害反応も現れます。治療を受ける際には、予想される副作用や対処法について、あらかじめ主治医に確認しておくといいでしょう。ここでは薬物療法(殺細胞性抗がん薬)による主な副作用を紹介します。

副作用 症状と対処法
吐き気・嘔吐 ムカムカする、吐き気を感じたら、冷水でうがいをします。多くの場合、吐き気を抑える薬が処方されます。
口内炎 こまめにうがいをしたり、毎食後の歯磨きで口の中を清潔にしておきます。痛みがあれば、主治医に相談しましょう。
貧血 原因が出血であれば、止血治療を行います。高度の貧血がある場合には、輸血による治療を行います。ふらつきやめまいなどの症状が現れたら、主治医に相談してください。
出血傾向 鼻血、歯茎からの出血、皮下の出血斑などが起こりやすくなります。転倒や怪我、打撲に注意し、出血した場合には出血した部位にタオルをあてて止血します。血小板が著しく減少している場合には、輸血が必要となることもあります。
疲労感・だるさ 疲れやすい、気力が出ないなどの症状が出ます。仕事や家事は無理のない範囲にし、調子の悪いときには十分な休養を取るようにしましょう。
脱毛 個人差もありますが、頭髪だけではなく、体毛や眉毛も抜けます。主治医に、脱毛の時期や再び生えてくる時期を聞いておくと、心の準備ができます。脱毛だけではなく、痛みやかゆみの症状が出ることもあります。
手足のしびれ 指先・足先の感覚が鈍くなったり、しびれやピリピリ感が現れます。感覚が鈍るので、やけどや怪我に注意し、手袋や靴下で手足の保護もしてください。症状が強くなったら、主治医に相談しましょう。

国立がん研究センターがん対策情報センターがん情報サービス(2016年9月時点)