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子宮体がん




転移と再発




転移と再発とは


•転移

転移とは、リンパ液や血液の流れによってがん細胞がほかの臓器に運ばれ、そこで増えた状態をいいます。検査では認められなくても、治療の時点で、すでにほかの臓器にがん細胞が転移していることもあり、時間がたってから転移がわかる場合があります。子宮体がんが転移しやすいのは、リンパ節、腟、腹膜、肺などです。

•再発

治療により、目で見える大きさのがんがなくなった後も、再びがんが出現することを再発といいます。子宮体がんでは、腟、骨盤内など局所での再発のほか、肺や肝臓といった局所外へ再発する可能性があります。

子宮体がんで転移・再発が起こりやすい場所(卵巣・卵管以外)

国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター編集・発行.
がんの冊子 各種がんシリーズ 子宮体がん第4版. p19, 2019. より作図

•転移・再発後の治療1)

がんが転移・再発した場合、手術療法や放射線治療、薬物療法を行う場合があります。治療法は、患者さんの状態や症状、病巣の広がりや再発した時期、これまでの治療法などを踏まえ、総合的に決めていきます。

•緩和ケア2)

がんの療養中は、痛みや吐き気、食欲低下、息苦しさ、だるさといった体の不調、さらには、精神的なふさぎこみなど、心の問題にも直面します。そばにいる家族もまた、心配や悲しみ、生活不安などにとらわれることがあります。緩和ケアでは、患者さんとその家族が自分らしく生活できるよう、医療的な面からだけでなく心理社会的な面からも支え、QOL(生活の質)を改善します。さらに、スピリチュアルな苦痛(生きることの意味やよりどころを喪失する苦しみなど)についてもケアが必要なことが多いようです。がんが進行してからだけでなく、早い時期から緩和ケアを利用することで、療養生活のつらさを和らげ、改善していくとよいでしょう。詳しくは主治医や看護師、病院の地域医療連携室などに相談してください。

  1. 国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター 編集・発行. がんの冊子 各種がんシリーズ 子宮体がん第4版. p19, 2019.
  2. 日本婦人科腫瘍学会 編. 子宮体がん治療ガイドライン2018年版. 金原出版, p55-57, 2018.

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