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皮膚がん/メラノーマ



悪性黒色腫(メラノーマ)の初期治療が終わったら:定期受診とセルフチェック

監修:札幌医科大学医学部皮膚科学講座 教授 宇原 久 先生



定期受診とセルフチェック


悪性黒色腫(メラノーマ)が手術で完全に切除できた後は、定期受診と患者さんご自身によるセルフチェックが大切です。メラノーマには、血管を通ってがんが転移する「血行性転移」やリンパ管を介して転移する「リンパ行性転移」が起きやすいという特徴があります。

転移を早期に発見するためには、手術後の定期的な受診が大切です。また、定期的な受診に加えて、患者さんご自身やご家族の方による全身の皮膚の状態やリンパ節の状態をチェックすることが、転移を早期発見する上でとても大切です。チェックすべきリンパ節の位置などについてあらかじめ主治医に聞いておき、気になることが見つかったら遠慮せずに相談しましょう。

鏡を使って全身の皮膚を観察する!

  • 体の側面や背中、おしりも確認
  • 足の裏や指の間、脚の裏側、手のひらも忘れずに
  • 首や頭の後ろ、髪の分け目の頭皮も鏡でしっかりチェック

リンパ節の腫れの有無や皮下のしこりを触ってチェック!

  • 転移しやすいリンパ節の位置を主治医に確認しておきましょう

※検査項目や検査の頻度は患者さんごとに異なります。

主なリンパ節の位置

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