特徴:「腎盂・尿管がん」はどんな病気?

腎盂や尿管に発生するがんを「腎盂・尿管がん(腎盂がん、尿管がん)」といいます。また、上部尿路にできるがんであることから「上部尿路がん」、尿路上皮という粘膜ががん化していることから「尿路上皮がん」ともいわれます。

「尿路上皮がん」には、腎盂・尿管がんのほかに膀胱がんがありますが、腎盂・尿管がんの罹患者はとても少なく、「尿路上皮」にできるがんの約5%ほどで、残りの約95%は「膀胱がん」です。

図 尿路上皮がんの部位別発症率

尿路上皮がんの部位別発症率

日本泌尿器科学会 編. 腎盂・尿管癌診療ガイドライン 2014年版.メディカルレビュー社, p10-11, 2014.より作図

一度、「尿路上皮」にがんが発生すると、「尿路上皮」のあるほかのところにもがんができやすいという特徴があります。たとえば、腎盂・尿管がんと同時に膀胱がんがみつかったり、将来的に膀胱にがんができたりする可能性があります。そのため、腎盂・尿管がんがみつかった場合は、膀胱の検査をすることがあります。