気持ち
歩んできた道があるからこそ、今のあなたがあるんですよ。
ひとりで抱え込まないで
あなたはこれまで、どのような道を歩んできましたか。でこぼこ道が続いたり、山あり谷ありだったり、平たんなときもあれば、砂浜のように足元がおぼつかないときもあったかもしれません。「だるさや痛みと折り合いをつけながら過ごす日々。今までの治療は意味があったのかな」「選択と決断の連続。自分の判断が正しいのか、いつも試されているような気持ちになる」などと考えることもあるでしょう。共に歩んできた仲間とのお別れも経験しているかもしれませんね。
悩みながらも、自らを奮い立たせて歩んできた日々。周りの人達は、さまざまな困難と向き合っているあなたの頑張りをきっと知っていますし、これからも寄り添っていきたいと思っているでしょう。これからのことを考えると、行き詰まってしまったり、ココロがザワついたりするかもしれません。そんなときは、ひとりで抱え込まずに、医療者やご家族、あなたの周りにいる大切な人達に話してみることを大事にしていきましょう。思いがけない気づきやサポートに出会えるかもしれませんよ。
一緒に「楽」を見つけていきましょう
目の前にあるはずの道が見えなくなったような感じがするとき、不安や気持ちの落ち込みの大波がやってきているとき、悪いこと怖いことばかりが浮かんでくるようなとき、相談室や精神腫瘍科、緩和ケアチームなどを頼ってみてください。まずは眠ること、アタマやココロを休めること、日々の中で「楽」を見つけること、そのお手伝いができればと思います。また、コミュニティーにも「支援の場」があります。今はメールや電話、オンライン会議システムなどでつながることもできます。必要と感じたときにそうしたサポートにつながってその「試練」に取り組みながら見つけるさまざまな工夫がきっとあなたのチカラになります。
〜自分らしさを取りもどす場〜
がん経験者やご家族などが、リラックスできる環境でゆっくり過ごしたり、がんに詳しい看護師や心理士と話をしたりすることができます。さまざまなグループプログラムも行っています。