検査・診断
受診のきっかけ1)
膀胱がんの多くは、血尿などをきっかけに病院を受診して発見されます。
また、健康診断の結果で潜血尿(尿中に微量の血が混じっている状態)を指摘されたり、排尿後にまだ尿が残っている感じや、お腹の不快感などの症状から病院を受診して発見されることもあります。
血尿
健診時の指摘(顕微鏡的血尿)
残尿感、下腹部不快感
などにより受診
1)吉田修 監. インフォームドコンセントのための図説シリーズ 膀胱がん. 医薬ジャーナル社, p18-21, 30-33, 2010.
がん診断までの流れ2, 3)
膀胱がんの検査には、
- がんの有無の見当をつける検査(尿検査、超音波検査)
- 膀胱がんの確定診断を行う検査(膀胱鏡検査、病理検査)
- 治療方針を決めるための検査(CT・MRI検査、骨シンチグラフィ検査)
などがあります。
膀胱がんの確定診断は、「病理検査」やその他複数の検査を組み合わせて行います。
2)上田康生. 泌尿器 Care&Cure Uro-Lo 2016; 21: 466-469.
3)日本泌尿器科学会 編. 膀胱癌診療ガイドライン 2019年版. 医学図書出版, p16-19, 2019.
検査の内容4)
膀胱がんの検査と確定診断までの流れは以下のようになっています。
膀胱がんの確定診断までの流れ
治療方針を決めるための検査
4)吉田修 監. インフォームドコンセントのための図説シリーズ 膀胱がん. 医薬ジャーナル社, p30-49, 2010.
監修:荒井 陽一 先生
宮城県立がんセンター 総長
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