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心配事があるとき

心配事があるとき

これからの治療や生活のことで不安になることがあるかもしれません。そのようなときは、ひとりで抱えこまず、まずは、ご家族など身近な人に相談してみましょう。

病気や治療法の相談

ご自身の病気と向き合うことは、納得のいく治療のための第一歩です。そして、病気のことや治療法を正しく、そして十分に理解することが大切です。治療中でも不明な点があって気になるようであれば、主治医、看護師、薬剤師などの専門家に相談して、説明を受けましょう。

セカンドオピニオンについて

患者さんがご自身の病状や治療方針について、主治医以外の医師からの意見を求めることを「セカンドオピニオン」といいます。
セカンドオピニオンを希望する場合は、主治医に「セカンドオピニオンを受けたい」と伝え、紹介状や検査データを準備してもらう必要があります。
紹介先でセカンドオピニオンを受ける際に、主治医による診断や治療方針(ファーストオピニオン)を理解していないと、治療の選択肢が増えることで、どちらの治療を選んだらよいかわからなくなってしまいます。
セカンドオピニオンを受ける前に、主治医からの説明と検査結果を振り返り、十分理解しておきましょう。

経済的な不安の相談

公的医療保険が適用される場合、その費用の1~3割を私たちは自己負担しています。
がんの治療では、医療費の自己負担が高額になることがあり、そのようなときに利用できるのが高額療養費制度です。この制度では、1ヵ月間(1日から月末まで)の医療費の自己負担額が一定を超えた場合、超過部分の費用を公的医療保険でまかなうことができます。
また胸膜中皮腫と診断された場合は、労働者災害補償保険制度、石綿健康被害救済制度、あるいは建設アスベスト給付金制度による補償・救済・給付の対象となる可能性があります。
このほか、休職している間の生活を支える制度など、さまざまな助成・支援のしくみがありますので、各医療機関の相談窓口や、ソーシャルワーカー、自治体の相談窓口、がん相談支援センターに相談してみましょう。

イラスト

相談窓口

行政機関ほか

国立研究開発法人国立がん研究センター がん情報サービス

がん情報サービスサポートセンター

全国のがん診療連携拠点病院

「がん相談支援センター」

患者支援団体

一般社団法人CSRプロジェクト

就労セカンドオピニオン~電話で相談・ほっとコール~

NPO法人がんと暮らしを考える会

がん制度ドック

患者さんの困りごと相談窓口

どうするBOKS

労働者災害補償保険制度1)

労働者災害補償保険制度(労災保険制度)とは、仕事でアスベストにばく露されて胸膜中皮腫を発症した方が受けられる補償制度です。

病気のための療養や休業、また亡くなられた場合に本人および家族が療養給付、休業給付、傷病年金の給付、障害給付、介護給付、遺族給付、葬祭料の給付を受けることができます。

給付を受けるためには、仕事が原因で発症したものであると認定される必要があるので、最寄りの都道府県労働局や労働基準監督署にお問い合わせください。

1)日本肺癌学会 WEB版 患者さんと家族のための肺がんガイドブック2024年版(第8章 胸膜中皮腫, Q83)  
https://www.haigan.gr.jp/public/guidebook/2024/2024/Q83.html)(2025年3月閲覧)

石綿健康被害救済制度2)

石綿健康被害救済制度(石綿救済制度)とは、アスベスト(石綿)による健康被害を受けられた方やその遺族の方のうち、労災保険制度の対象とならない方を対象とした救済制度で、医療費、療養手当、葬祭料などの給付を受けることができます。

給付を受けるためには、アスベストによる健康被害と認定される必要があるので、最寄りの保健所や地方環境事務所に申請・請求を行う必要があります。
申請・請求後、環境再生保全機構を通じて審査が行われ、認定されれば給付を受けることができます。

2)日本肺癌学会 WEB版 患者さんと家族のための肺がんガイドブック2024年版(第8章 胸膜中皮腫, Q83)  
https://www.haigan.gr.jp/public/guidebook/2024/2024/Q83.html)(2025年3月閲覧)

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