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原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫(PMBCL)




どんな治療をするの?




初回治療


主な初回治療として、「薬物療法」と「放射線療法」があります。初回治療では、「薬物療法」のなかでも、数種類の抗がん剤を用いた化学療法が行われます。

化学療法(抗がん剤による治療)

従来の抗がん剤による化学療法は、細胞のDNAに直接作用したり細胞分裂のしくみを阻害することで、がん細胞の増殖を阻止する治療法です。抗がん剤を注射・点滴あるいは内服することによって、薬剤が全身にいきわたるため、検査ではわからない小さな病変にも効果があります。
抗がん剤にはたくさんの種類がありますが、原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫(PMBCL)の初回治療では数種類の抗がん剤を組み合わせる「多剤併用療法」が主に行われます。治療は入院や外来治療で行われ、通常3~4週間を1コースとして、数コース繰り返します。

<副作用>
大量の抗がん剤を投与することが多いため、治療開始から治療後数ヵ月にわたって、さまざまな副作用が起こります。起こりうる副作用を予測して、あらかじめ対策を立てて治療を行います。事前に対策や準備をしておくことで、実際に副作用が起きたときにも落ち着いて、すばやく対処できるようになります。
薬剤によって違いはあるものの、アレルギー反応、吐き気・嘔吐、倦怠感、脱毛や血液に対する副作用が多くの患者さんであらわれます。

分子標的治療

がん細胞の増殖に関わる分子を標的に狙い撃ちする作用をもつ「分子標的治療薬」を用いた薬物療法です。従来の抗がん剤による化学療法と組み合わせて使用する場合があります。

<副作用>
分子標的治療薬はがん細胞に特徴的な分子だけに作用する特性がありますが、その分子は正常細胞にも存在する場合があるため、神経障害、感染症、血液に対する副作用、アレルギー反応、皮膚粘膜障害など特有の副作用があらわれることがあります。

放射線療法

高エネルギーの放射線を体の外から照射して、がん細胞を破壊してがんを消滅させたり、小さくしたりする治療です。原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫(PMBCL)の初回治療では、患者さんの状態によって必要であれば化学療法との併用で行われます。

<副作用>
主に放射線が照射された部位に起こる皮膚炎・粘膜炎のほかに、全身症状として、だるさ、吐き気、嘔吐、食欲低下、白血球減少などがあります。症状が強い場合は、それを和らげる治療をしますが、通常は治療後2~4週間くらいで改善します。

放射線療法

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