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免疫とがん



免疫とがんの関係


免疫は、体外から侵入した細菌やウイルスなどの病原体はもちろんのこと、遺伝子変異により体内で発生したがん細胞も非自己として認識し、攻撃・排除しようとします。この、がん細胞に対する攻撃の中心となるのが、免疫細胞であるキラーT細胞です。
がん免疫のしくみを車にたとえると、非自己を認識してキラーT細胞を活性化する機能(エンジンのキー)、攻撃を加速させる機能(アクセル)、攻撃を抑制する機能(ブレーキ)があります。

ところが、がん細胞は生き残るために、これらの機能を悪用し、がん細胞と認識されないようにしたり、がん細胞への攻撃にブレーキをかけることで、免疫の攻撃から逃れています。このように、免疫がうまく働かないようにする性質をがん細胞はもっているため、がん細胞は排除されずに増えていくことができるのです。

がん免疫のしくみ

樹状細胞 ・がん細胞の目印となる物質(がん抗原)を取り込み分解 ・がん抗原で非自己を認識 ・T細胞にがん抗原の情報を伝える ヘルパーT細胞 ・他の免疫細胞の活性化を促す ・活性化を促す物質を出す キラーT細胞 ・がん抗原の情報を受け取ると活性化 ・がん抗原を出している細胞に対して攻撃する がん細胞 〈がん細胞の生き残り策〉 ・がん抗原を隠すなどして、がん細胞として認識されないようにする ・キラーT細胞からの攻撃にブレーキをかけさせる

監修:日本臨床腫瘍学会 功労会員 / 株式会社インテリム 顧問 西條長宏先生

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